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毎日2時間半の筋トレが義務

毎日2時間半。国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する飛行士たちには、けっこう長時間のトレーニングが課されている。自転車こぎやランニングマシンのような器具を使う。体力をつけるためではない。体力を維持するのが目的だ。

 

宇宙飛行士は超人だ。

 

地球上で過酷なトレーニングをして準備万端。いざ宇宙へ。
ミッション開始である。

 

宇宙空間でのミッションは繊細かつ緻密、そして想像できないほど過酷であるに違いない。

 

しかし、宇宙空間において最も重要かつ過酷なミッションは、健康管理だと言えるのではないだろうか。

 

毎日2時間半のトレーニング

 

宇宙空間での話しだ。
地球上でも毎日2時間半のトレーニングなんて、そう簡単にできるものではない。

 

しかも、この2時間半ものトレーニングをする目的が、

 

体力の維持

 

やり方さえ間違わなければ、地球上だったら「体力の向上」が確実なレベルだ。ムキムキにだってなれる。

 

ところが、「運動をしても筋力が20〜30%、骨量が6〜9%も落ちてしまう」(長期滞在の場合)という。
これだけのトレーニングを続けても維持すらできないのが宇宙空間なのだ。

 

おそらく、まったくトレーニングをしなかったとしたら、地球へ帰還するなり重力が体を相当に痛めつけるに違いない。
その負担をできる限り抑えることも、長時間トレーニングの役目なのだろう。

 

宇宙飛行士のすごさをあらためて実感させらた。

 

ところで、そんな体への影響を体験?できる機会が地球上にある。
米航空宇宙局(NASA)が無重力空間による人体への影響を研究するため、微重力空間で生活する参加者を募っているのだ。

 

その中身は「90日間、ベッドに寝て過ごすだけで1万7000ドル(約175万円)」というもの。

 

宇宙開発の発展に全力で貢献したいと思うなら、よい機会かも知れない。
ただし、筋肉の著しい萎縮、骨密度の低下は避けられないだろう。。。参照記事