筋トレしてプロテインを飲むのを習慣化している人は、それぞれ目標体型が違います。

目標体型に見合った筋肉を作るプロテインの選び方はなんでしょうか。

目標体型別にプロテインの種類と飲み方を知って、自分の体型を整えて運動能力を高めましょう。

ボディビル体型の筋肉が育つプロテイン

プロテインとボディビルは切っても切れない関係にあります。

そもそもプロテインの商品は、ボディビルダーの需要があり開発されました。

初めて商品化された時期は、はっきりとされていないのですがだいたい1980年代といわれています。

スポンサーリンク

ボディビルダーは筋肥大化させて筋肉量を増やすために、タンパク質をたくさん必要とします。

プロテインの商品が発売される前は、タンパク質が多く含まれるお肉をたくさん食べて、筋肉だけでなく体脂肪と体重も増やしてきました。

プロテインが商品化される前のボディビルダーの体重増量のピーク時は、力士並に見た目はパンパンにふくらんでいました。

大会前には減量して筋肉を浮き上がらせるのですが、プロテインの商品がない時期は減量時に大切な筋肉も減らしてしまうので、非効率でもったいなかったわけです。

さて、ボディビルダーにとって必要不可欠なプロテインが商品化されることにより、食べ物から余計な栄養を摂ることなく、プロテインから効率よくタンパク質を摂取できるようになりました。

減量時もプロテインを飲むので、摂取カロリーをタンパク質に集中できて、炭水化物と脂質は食べ物から減らすので、筋肉の量を維持できるようになりました。

さらに筋トレ前後も気軽に液体化したプロテインを飲んで、タンパク質を摂取できるので、筋破壊と筋肥大を効率よくできるようになりました。

いちいち極端な体重の増減を繰り返さなくて済むようになり、内臓の負担も減らせるようになりました。

筋トレ前後にプロテインを飲んで、プロテインを飲まない頃より筋トレに集中できるようになり、体内にエネルギーが満たされて、瞬発力を上げやすくなりました。

よってプロテインが発売される前と比べて、ボディビルダーはより筋肉が多い選手が増えて、ボディビルダーと似た体型のバーベルを使ったリフティングの選手の成績も伸びてきました。
太くて重いものを動かせる筋肉を増やしやすくなったわけです。

プロテインの種類は、WPC、WPI、CFM、WPH製法の4つにわかれていますが、ボディビルダーにおすすめのプロテインの種類はWPH製法です。

WPH製法のプロテインの商品は、4種類の製法の中で一番高価で消化吸収が早いです。
ボディビルダーは年中筋トレの負荷が高いので、できるだけ胃腸に負担をかけずに、タンパク質を多く摂取する必要があります。

家で自重トレーニングする低い負荷ではなく、ゴールドジムやリフティング専門ジムで週5日はゴリゴリ筋トレする負荷の量なので、筋トレ前後にプロテインを飲むのは食事に近いわけです。

消費カロリーと摂取カロリーはともに一般より高いので、食べる量もとても多いです。
胃腸にとどまる時間が短く早めに筋肉に行きわたるWPH製法のプロテインは、筋分解も防いでくれるのでおすすめです。

WPH製法のプロテインの商品は高くて手が出せない場合は、CFM製法のプロテインの商品がおすすめです。

CFM製法のプロテインの商品はWPH製法のプロテイン商品と比べて、タンパク質の配合量に対して半額以下なので、コスト面でも飲み続けやすいです。

それにWPH製法のプロテインの商品は極端に消化吸収が早いというわけではないので、CFM製法のプロテインの商品を常飲して筋トレ中にBCAAを追加して飲むと、消化吸収の早さをカバーできます。

消化吸収の速さは、WPH製法のプロテインの商品とBCAAはほぼ同じだからです。

ただしBCAAは、プロテインの原材料のうちアミノ酸が4種類しか入っていないので、どのアミノ酸を摂取したいのか見直して飲み方を決めましょう。

BCAAの他にはNO系の原材料、アルギニンが含まれているプロテインの商品もよいでしょう。

長距離走向け体型の筋肉が育つプロテイン

長距離走向け体型とは、筋肉質でもいわゆる細身で持久力が高い体型です。

ボディビルダーと比べて筋肉は細くて、フィットネスクラブのスタジオレッスンのヨガやエアロ、ダンス系に向いてる体型です。

女性も憧れるなりたがる体型の一つですね。

ラグビー選手というよりサッカーやフットサルの選手のような体型で、ロナウドみたいな体型もこのタイプです。

ボディビルダーほどではありませんが、ある程度の筋肉量が要求されます。

ボディビルダーより瞬発力はなくても良いのですが、スタミナも要求されます。

動きやすくてエネルギーをためやすい筋肉にする必要があります。

よってボディビルダーのように太い筋肉は、つけない方がよいでしょう。

そのような質の筋肉を作るには、ボディビルダーほどの筋トレの負荷はいりませんが、ある程度の負荷は要求されます。

さらに動きやすい体を作る必要があるので、不純物が少ないプロテインよりは、カーボ入りのプロテインが向いているでしょう。

スポーツ向けに体作りしているなら、競技当日の朝にカーボ入りのプロテインを飲んで筋肉にエネルギーをためておくのがおすすめです。

スタミナが維持されて最後まで力を出しきれます。

カーボ入りプロテインだけでなくBCAAも追加すると筋肉の回復が早まるので、競技後の筋肉痛が軽減されます。

競技以外の日の筋トレ時は、CFM製法のプロテインを飲むのがよいでしょう。

コストと性能面でもバランスがとれているので、飲む習慣が長続きします。

格闘技選手向けの筋肉が育つプロテイン

長距離走タイプの体型と比べて、さらに瞬発力が求められます。

試合時間は短いので、ボディビルダーと長距離走タイプの中間に位置付けられるので、そこまでスタミナは重視されません。

よい成績結果をだすには、短時間で瞬発力が多く求められるので、いかに乳酸に耐えて筋肉を動かすかにかかっています。

乳酸による弊害を防ぐには、酸素を筋肉に供給して疲労物質を早めに取り除くNO系配合のプロテインを飲むのがおすすめです。

NO系は血管拡張したり修復する機能があるので摂取すると、普段より馬力が上がる感覚があります。

目標体型に合わせたプロテインを摂取して、効率よく目標達成しましょう。