今回は総合型スポーツクラブについて紹介していこうと思います。

総合型スポーツクラブについてはまだ知らない人も多いかと思いますが、近年大きな注目が集まっているワードです。

ここでは総合型スポーツクラブとはどういう場所のことを言うのかについてと総合型スポーツクラブのメリットデメリットについて紹介していこうと思います。

総合型スポーツクラブって?

総合型スポーツクラブとは複数の種目を用意しているスポーツクラブのことです。

総合型スポーツクラブについての定義は多くありますが、多くのスポーツができる施設のことだと思っておけばいいでしょう。

この総合型という言葉の意味はスポーツクラブに多様性があること、利用する世代に多様性があること、使うものに技術的な多様性があることが総合型の意味です。

スポンサーリンク

つまり多くの種類の人が多くの種目に挑戦しそれぞれに実力が異なる場合に総合型スポーツクラブと言えることになります。

この総合型スポーツクラブの普及には政府も力を入れており、これから徐々に全国各地に増えていくものと思われます。

既に多くの総合型スポーツクラブが全国各地に存在しており、市民の生活の中に溶け込んでいます。

この総合型スポーツクラブは障害を持っている人も問題なく使用できることが多様性の一つとなっています。
今までは障害者が健常者と共にスポーツを楽しむということは現実的に難しく障害を持っているとスポーツを楽しむことに大きな障壁がありました。

障害者スポーツの世界大会であるパラリンピックも昔は知名度が低かったのも障害者の方がスポーツをする機会が少なかったからです。

しかし総合型スポーツクラブがあることで障害を持っている方もスポーツに触れる機会が増えたことでパラリンピックも近年大きな注目を集めるようになってきました。

総合型スポーツクラブのメリットは何?

総合型スポーツクラブを使うメリットは総合型スポーツクラブの一つの特徴である多様性にあります。

通常のジムなどでは限られた人としか関わることができません。

多くの世代の人や障害者の人などと関わることは通常できません。

しかし総合型スポーツクラブでは多くの世代の人と関わることが可能です。

多くの世代の人と関わることで自分の考えや知識を広くすることもできますし、生活に刺激も出ます。

スポーツを通して色々な人たちと関わりを持つことで自分の中でも考え方や価値観を変化させることができますので今までよりも広い視野で物事を捉えることができるようになります。

また技術的な部分でも低いレベルから高度なレベルの技術まで見ることができますので、スポーツの実力アップにも繋がります。

そして子供の成長にも大きなメリットがあり、障害者の方と関わることで差別なく同じように障害者の方と接するということができるようになります。

子供の成長にはスポーツが欠かせませんが、このスポーツを学校内で行うだけでなく総合型スポーツクラブで行うことで多くの面で成長が期待できるでしょう。

総合型スポーツクラブのデメリットは何??

総合型スポーツクラブには多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。

そのデメリットとは、特徴の一つである多様性を持つため多くの人が集まりすぎるため実際にスポーツをする際に満足に競技することができないということが挙げられます。

例えば水泳などは多くの人が集まりすぎると競技に支障が出たり、練習が満足にできなかったりします。

そのため、技術レベルの高い人は総合型スポーツクラブ使わなくなります。

技術レベルの高い人は技術力の向上が必要で結果を出すことも大切になってくるため、他の競技者とのコミュニケーションよりも競技に対しての神経を集中しなくてはならないので、多くの技術レベルの人が集まる総合型スポーツクラブからは離れていってしまうことが考えられます。

この流れが強くなっていくと総合型スポーツクラブには技術力が低い人のみが集まってくることとなります。

本来の目的の一つである技術力の向上が果たされなくなります。

このように総合型スポーツクラブではこのようなジレンマが生まれることとなります。

また総合型スポーツクラブでは多くの価値観を持つ人が集まります。

これも総合型スポーツクラブの特徴の多様性が関係してきますが、多くの価値観を持つ人が集まるとそれぞれの考え方や価値観が衝突してしまう可能性が高くなります。

特に世代による常識の違いなどから多くの問題が発生してきます。

このような世代間の衝突を避けるために総合型スポーツクラブを使う若い世代が減ることで総合型スポーツクラブの平均的な技術力の低下が進んでしまうことになります。

総合型スポーツクラブには多様性という大きなメリットがありますが、それは同時に大きなデメリットとなることが総合型スポーツクラブのジレンマです。

この問題を解決することがこれから総合型スポーツクラブが全国的に増えていき、本来の意味での存在価値が生まれるでしょう。