今では筋トレをしたらプロテインを飲むというように、筋トレとプロテインはセットのイメージになっていますが、そもそもプロテインとはなんでしょうか。

プロテインについて詳しく知って、筋トレだけでなく美容健康にもいかして飲みましょう。

プロテインの種類と効果を知ろう

プロテインは、英語でタンパク質(Protein)という意味です。

タンパク質は、人間の組織を構成していて、筋肉をはじめ内臓、皮膚、爪、髪の毛もタンパク質でできています。

もし、タンパク質が体内で不足していたら、筋肉が減ったり、疲労回復やケガの治りが遅くなります。常に健康でいるためにも、タンパク質を毎日摂取する習慣が大事です。

筋トレやダイエットをする上でプロテインは、プロテインサプリメントのことを表しています。

一般的なプロテインは、タンパク質と炭水化物、脂質の割合に対して、極端にタンパク質を多めに配合しています。

基本的に、タンパク質を効率よく摂取するためのサプリと考えても良いでしょう。

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プロテインの商品(以下、プロテイン)のほとんどは、粉末状にパッケージされていて甘く味つけされています。
味がついていないプロテインは、とても苦い商品が多いです。

そのプロテインの粉末を水や牛乳と混ぜて飲むのが、一般的な摂取方法です。

スムージーのように、ミキサーにプロテインとジュース、野菜、果物を追加しておいしく飲む人もいます。

また飲みなれた人は、プロテインを液体に溶かさず直接粉のまま飲んでしまうケースもあります。これはいわゆる、ビルダー飲みと呼ばれる摂取方法です。

筋トレをしたらプロテインを飲む、というイメージの通り、負荷の高いスポーツや筋トレをした後に飲むのを、販売会社や専門家が推奨しています。

プロテインは、筋肉の栄養でもあります。

負荷の高いスポーツや筋トレをした後は、筋肉が損傷された状態なので、プロテインを飲んで筋肉に栄養を行きわたらせて、筋肉の回復と筋タンパク質の合成を促します。

負荷の高いスポーツや筋トレをした後は、あまりにも疲労して食事する元気もない場合もあります。

食事でもタンパク質は、お肉お魚をおかずにして摂取できますが、強度が高い筋トレをしている場合はたくさん食べないと筋肉に十分なタンパク質が供給されません。そんな時はプロテインを飲んで、1回の食事分、あるいはそれ以上のタンパク質を摂取することができるのです。

それに食事で十分なタンパク質を摂ると、同時に糖質と脂質もたくさん摂取してしまう恐れがあります。プロテインからの摂取だと、タンパク質を効率的に摂ることが可能となります。

プロテインの原材料には、牛乳と大豆、たまご、牛肉を使っている製品に分類されます。

ほとんどのプロテインは牛乳を原料にしており、ホエイプロテインとカゼインプロテインの2種類があります。

ホエイプロテインには、4種類の製法があり、WPIとWPC、CFM、WPHの製法があります。

WPIとWPC製法は、簡単なろ過方法でタンパク質を精製しているので、価格は比較的お得でさまざまな味があります。

簡単なろ過方法なので、タンパク質以外の栄養が残っていて、炭水化物と脂質もわずかに摂れる商品になっています。

筋トレ後に飲むだけでなく美容健康にも向いているので、女性向けやダイエット向けのプロテインの商品にもWPIとWPCの製法が使われています。

CFM製法は、WPC製法のプロテインを材料に使って、さらにろ過しているので、タンパク質の量の割合がとても多いです。

WPIとWPCプロテインより、タンパク質を効率よく摂取できるタイプになっていて、その分価格も高い傾向にあります。

CFMの味の種類は、WPIとWPCより少ないですが、美味しく飲めるプロテインが多くなっています

アミノ酸も含まれるCFM製法の商品もあるので、BCAAやアミノ酸サプリのように消化吸収も早いのが特徴です。

WPH製法は、4種類の製法の中で一番細かくろ過されていて、その商品に含まれるタンパク質はアミノ酸と同じ早さで消化吸収できます。

CFM製法の倍するものもあり、味も日本製だと1種類しかありませんが、効果を実感する人が多いのでWPH製法のプロテインは、ボディビルダーを中心によく売れています。

カゼインプロテインは、ホエイプロテインより消化吸収が緩やかです。その特徴を活かして、筋肉を育てたい人だけでなく、空腹時の栄養枯渇を防ぎ、筋肉分解を防ぐために飲むこともあります。

ソイプロテインは、ダイエットしている人をはじめ、牛乳が苦手な人、体臭を防ぎたい人に人気が高いプロテインです。ホエイプロテインより、筋肉の栄養にはなりづらいですが、女性を中心に人気は高いです。

エッグプロテインとビーフプロテインは、日本ではマイナーなプロテインなので、海外の通販で入手するケースがほとんどです。

粉状のプロテインの商品のほかには、タブレットタイプ、紙パックやペットボトルの液体状の商品もあります。このタイプのプロテインは、外出時に気軽にタンパク質を摂取できるので、とても便利です。

30代筋トレ女子の筆者の体験談

筋トレを週5回している時期は、プロテインを1日に1~2杯飲んでいました。週3回の時は、1日に1杯、週1回なら筋トレ後1杯に飲んでいました。

プロテインを飲む量は、筋肉にかける負荷の高さに比例して摂取していました。あまり筋トレしていなくて、プロテインをたくさん飲んだら、カロリーオーバーになりやすいからです。

また、プロテインを飲むことにより、筋トレしている時は筋肉の量は増えていき、そんな筋トレしていない時期でも、筋肉の量は維持できていました。

プロテインを適量摂取していたら、お肌はツヤツヤになって、爪と髪の毛は早く伸びるようになりました。